2014年2月26日働くがん患者32万人、厚労省が初推計
がんの治療を続けながら働く人が全国で約32万5千人いるという推計データが厚生労働省から発表されました。32万5千人は、勤労者全体の0.5%という割合になります。
日本において、がんは死因のトップにある一方、医療の発達で生存率は上昇しており、治療と仕事を両立できる社会の構築が一段と求められています。
同省によると、現役世代(20~64歳)では1年間に、約22万人が新たにがんに罹患(りかん)し、約7万人が死亡しているとされます。一方、医療の発達により、がんと診断されてから5年後に生存している割合(5年生存率)は6割近くまで上昇しています。
同省研究班が行った2004年の調査では、がん患者の30%が依願退職し、4%が解雇されたとのデータもあり、「働く意欲のあるがん患者を支える仕組みづくりが急務」(同省)になっています。
セレンクリニックでは、政府によるがん対策推進基本計画の目標である「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」、「働く世代へのがん対策の充実」の実現に向けさらに研究を進め、皆様に満足していただける治療を目指しこれからも邁進して参ります。
【参照】2014/2/26 日経新聞(43面)
働くがん患者32万人、厚労省が初推計、治療と仕事の両立、支援検討。