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用語集

放射線治療(放射線療法)

放射線治療は、放射線が持つ電離作用を利用して、がんを制御する治療法です。
放射線という言葉を聞くと恐ろしいものと考えられがちですが、最新の放射線治療装置では、がんの部位以外にはほとんど放射線があたらない、ピンポイントでがん細胞を狙い撃つタイプのものも数多く開発されています。

■ 放射線治療の原理

放射線ががん細胞にあたると、DNAに傷をつけます。わずかな傷であればDNAは修復されますが、傷が多く、修復できないほどの損傷が加わるとがん細胞は死に至ります。損傷する程度は放射線をあてる量に完全に比例するわけではありませんが、多くあてればがん細胞の死ぬ確率が高くなります。

放射線によって致命的なダメージを受けると、細胞は数日後に死に至ります。1~2日程度では細胞が変化することは少なく、1~2度の分裂を行うこともありますが、やがて分裂する能力を失い、正常であれば無限に続けるはずの分裂を停止します。すると、生体が死んだことをリンパ球が認識して、それを処理するマクロファージなどの細胞が働き始め、処理が終わったところで腫瘍が縮んでいきます。腫瘍の塊は2~3か月かかって徐々に縮み、CT(断層撮影)で見るとその影が消えていることが分かります。

■ 放射線治療の現状

最新の放射線治療装置の特徴は、コンピュータ制御によってミクロの単位でがんを破壊する「がんのモニタリング装置」が装備されている点です。IMRTやSRTといわれる放射線治療では、非常に小さながんでも、極細のペンシルビームによる照射とリアルタイムでの位置認識システムによって患者さまの動きを敏感に捉えながら、がんを治療することが可能となっています。

また、従来のX線、γ線、電子線を使った放射線治療のみでは制御が困難な悪性黒色腫、骨肉腫、肝がんなどの治療に有効であると期待されているのが、サ イクロトロンやシンクロトロンという粒子加速器を用いる高エネルギー炭素線または陽子線による粒子線治療です。こうした放射線治療は免疫力を下げにくい特徴があるため、セレンクリニックグループが提供する樹状細胞ワクチン療法との相性も良いことが分かってきています。

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